ニューヨーク旅行を決断したものの、こんな疑問が生じてはいませんか。「ニューヨークへ行くにはどれほどの費用がいるのだろう、旅行の予算はどのくらいになるのだろう、節約する方法はあるのだろうか。それなら、ニューヨーク旅行でどうやって節約すれば良いのだろう?」
当然、最大の出費は飛行機とホテル代です。ニューヨークのホテル選びのおすすめをチェックしましょう。
ニューヨークには、その名称に「pass(パス)」の入った、いくつかのプログラムがあります。CityPASS(シティパス)、New York Pass(ニューヨークパス)、そして新しいFreestyle Pass(フリースタイルパス)です。このパスを簡単に説明し、このディスカウント・ブックレットの効果について私の考えをシェアしたいと思います。
私が注意したいのは、もしニューヨークに1日か2日しか滞在しないなら、この様なパスを購入する意味はないという点です。1日か2日では多くのニューヨークの観光スポットへ訪れる十分な時間はありませんので、個別にチケットを購入すると良いでしょう。
弊社はニューヨーク・オンライン(New York Online)の一部のパスと提携していますが、このブログ記事はそのパスを宣伝する物ではないことも述べておきたいと思います。弊社は提携するパートナーをとてもとても慎重に選んでおり、高品質のサービスを実施しない、または提供しない会社は、弊社で直ちに提携を打ち切っています。
Freestyle Pass(フリースタイルパス)
Freestyle Passから始めましょう。このパスは2016年に発売された新商品です。
Freestyle Passは次を含みます:
- ダブルデッカーツアー。アップタウン(Uptown)、ダウンタウン(Downtown)、ブルックリン(Brooklyn)、ブロンクス(Bronx)とナイトループ(Night Loop)のツアーがあります。チケットは72時間有効で、72時間以内であれば、この5ルートの内どれでも好きなツアーへ参加できます。例えば、月曜日の午後3時にチケットを受け取った場合、そのチケットは木曜日の午後3時まで有効です。
- 90分間のロングクルーズ。有名なマンハッタンの摩天楼のスカイライン、自由の女神像(Statue of Liberty)、ブルックリン・ブリッジ(Brooklyn Bridge)、新しいワールド・トレード・センター(World Trade Center)を観るのに最適な方法です。
- このパスには2つのバージョンがあります。ダブルデッカーツアーとクルーズに加え、3つのアトラクションまたは5つのアトラクションを選択できます。実際のところ、選択できる場所のリストには観光スポットのみではなく、美術館、レストランでのランチかディナー、そしてテーマツアー(例えば、マディソン・スクエア・ガーデン/Madison Square Gardenまたはリンカーンセンター/Lincoln Centerのツアー)も含まれています。パスのこの部分は7日間利用でき、さらに有利なのは、実際にどこへ行くか、どの3つまたは5つのアトラクションを利用するかを事前に決めておく必要がないことです。7日間で、お好みの3つまたは5つのアトラクションで使用する必要のある共通クーポンを受け取ることになります。
- Eat&Play(イート・アンド・プレイ)と呼ばれるディスカウントカード。ニューヨークのショッピング、レストランやショーの追加割引が受けられます。
3つの場所が選べるFreestyle Pass(フリースタイルパス)は大人が139ドル、子供(3〜11才)が119ドル、5つのアトラクションを訪問できるバージョンは169ドル/149ドル(大人/子供)です。価格には全ての税金が含まれます。
では計算してみましょう。
チケットを別々に購入したとすると、税込み合計は:
- ダブルデッカーツアー、72時間チケット - 69ドル
- 90分間のクルーズ - 31ドル
- アトラクション:例えば、トップ・オブ・ザ・ロック(Top of the Rock)のチケット32ドル、近代美術館(Museum of Modern Art)の25ドル、マダムタッソー蝋人形館(Madame Tussaud’s)の35ドルとして、5つのアトラクションならエンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)の税込34ドル、グッゲンハイム美術館の25ドルを加えてみましょう。
総費用は3チケットバージョンなら計192ドル、5チケットなら計251ドルになります。 つまり、3アトラクションのパスを購入するなら大人チケットで53ドルの節約、5アトラクションのチケットを購入するなら82ドルの節約になります。
メリット:大幅な節約、柔軟性(訪れる場所を事前に決める必要がない)、ツアーで72時間、アトラクションの利用で7日間の時間が得られます。
もう一つの利点:ダブルデッカーツアーはマンハッタン(Manhattan)だけでなく、ニューヨークの大部分をカバーしています。ブルックリン(Brooklyn)やブロンクス(Bronx)へも行けます。ツアーのマンハッタン部分は多くの有名なニューヨーク観光スポットをカバーしています。ツアーの詳細をご確認下さい。ただ、ダブルデッカーツアーについて知っておいて欲しいことが一つあります。ライブガイドは英語のみになります。でも、各言語のオーディオガイドが利用できます。しかし、問題は時にそのオーディオガイドが動いていない事があるのです。ツアー開催者のGray Line(グレーライン)によると、オーディオガイドはバスの90%で利用可能です。弊社は90%全部を確認出来ませんが、一部のバスにはオーディオガイドがない事が分かっています。バスに乗る前にドライバーへ、バスにオーディオガイドがあるかどうか、より良いのはオーディオガイドが動くかどうか聞いてみる価値はあるでしょう。言語を指定する必要はありません。英語で質問するなら「Does audio work?」です。ダブルデッカーツアーのルートは非常に便利で、よく知られたニューヨークのアトラクションの大部分をカバーし、暖かい季節はバスが15〜20分間隔で、冬の間は30〜40分間隔で運行されます。全部で50箇所のバス停があり、そのバス停のどれかで降り、自分のペースでそのエリアを散策し、同じ会社のバスに乗ってルートを進むことができます。
90分間のロングクルーズにもいくつかの停泊所があり、同じように乗り降りが可能です。このクルーズには4箇所の停泊所があり、そこで降りてクルーズへ戻ってくるか、ダブルデッカーバスに乗り換える事ができます。この乗り換えは、もう一つの便利なメリットです。クルーズとバスのルートは交差していますので、マップをご確認下さい。クルーズの停泊所は78番埠頭/ミッドタウンマンハッタン(Pier 78 _ Midtown Manhattan)、ワールド・フィナンシャル・センター/ワンワールド・トレード・センター(World Financial Center _ One World Trade Center)、11番埠頭/サウスストリート・シーポート&ダンボ(Pier 11 _ South Street Seaport and DUMBO)、ブルックリン(Brooklyn)です。
言い換えれば、その全てが本当に便利で、パスには大きな価値があります。これが最初のニューヨーク旅行なら、あるいは初めての訪問となる誰かと一緒の旅行でニューヨークを紹介したいなら、Freestyleのニューヨーク+3アトラクションや+5アトラクションは良い選択で大幅な節約になります(節約した分を、ニューヨークの他の多くの場所へ回すことができますよ)。説明と、選択できるアトラクションのリストをチェックして、チケットをオンラインでお求め下さい。
CityPASS(シティパス)
CityPASS(シティパス)はニューヨークで最もポピュラーなディスカウント・ブックレットの一つです。沢山の人がCityPASSを利用します。値段は116ドルで、ニューヨークの6つのアトラクションへの訪問が含まれます。そのアトラクションの入場料を定価で支払ったとしたら、194ドルになるでしょう。
CityPASS(シティパス)には6箇所のニューヨークアトラクションの入場料が含まれます:
- エンパイア・ステート・ビルディング展望台(Empire State Building Observatory)
- アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)
- メトロポリタン美術館(the Metropolitan Museum of Art)
- 9/11メモリアル&ミュージアム(9/11 Memorial & Museum)、またはイントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air & Space Museum)
- トップ・オブ・ザ・ロック(Top of the Rock)展望デッキ、またはグッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)
- リバティ島(Liberty Island)とエリス島(Ellis Island)へのクルーズ、またはサークルライン・クルーズ(Circle Line Cruise)
アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)とメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は、いわゆる「想定入場料」をベースに運営されていることを知っておいてください。つまり、美術館に入りたいなら、たとえ1ドルでも、どんな入場料を支払っても良いのです。でも、これは美術館でのみ出来る事で、列に並び長時間待つ必要がある可能性が非常に高くなります(それに、その列は大変長くなるか、あるいは列が全くない場合もあります)。CityPASSは美術館の入場料を定価、つまりメトロポリタン美術館は25ドル、アメリカ自然史博物館は27ドルで想定しています。でも、その2つの美術館の「想定入場料」を計算したとしても、CityPASSなら必要な合計入場料を節約することができます。これは完全にあなた次第ですが、大半の人々は美術館を援助するために定価を払います。
私の考えるCityPASS(シティパス)のメリットは次の通りです:
- CityPASS(シティパス)に含まれるアトラクションへの入場時に列をスキップできるという、非常に大きな価値があります。やりたいこと、見たい物があるのに、ニューヨークで列に並ぶのに時間を費やしたいとは思いませんよね?
- 1日でエンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)に2回入れます。つまり日中と、暗くなってからの夜にです。二度目の入場は午後10時からビルが閉まる午前2時(最後のエレベーターは午前1時15分に発車します)までです。私の考えでは、これは本当に価値があります。眺めが違いますし、本当に異なる形で心を奪われますよ。
- チケットを別々に購入する時間が要りません。ブックレットの中に全部入っています。
- CityPASS(シティパス)は初めて利用した時点から9日間有効です。
デメリットは、アトラクションのリストが予め決められていることです。その一方、このアトラクションは全て訪れるべき場所です。なので、もしダブルデッカーツアーが不要なら、CityPASS(シティパス)は良い選択肢です。ツアーも入れたいなら、Freestyle Pass(フリースタイルパス)なら大幅な節約になります。CityPASSはオンラインで購入できます。またはCityPASSと、48時間または72時間のダブルデッカーツアーとを別々に購入できます。
New York Pass(ニューヨークパス) - これは正直、私は好きではありません。New York Passには訪れることのできる80のアトラクションが含まれ、そしてもちろん、これは良いことなのですが、実際に節約できる数のアトラクションを訪れるのは不可能に近いです。New York Passのパッケージで節約を達成するには、1日に最低3つのアトラクションを利用する必要があり、それは多すぎです。これは「早くゴールまでたどり着いた人が勝ち」の競争ではなく、1日に2つの観光スポットに行くか美術館に行くだけで疲れてしまうでしょう。私が間違っているのかもしれませんが、New York Passに含まれるアトラクションのリストを見て、各アトラクションの距離を確認し美術館やアトラクションへたどり着く平均の時間を把握するのなら、New York Passの購入は払いすぎだと言いたいです。
New York Pass(ニューヨークパス)と異なり、Freestyle Pass(フリースタイルパス)とCityPASS(シティパス) は便利でニューヨーク旅行中のツアーチケットと入場券を節約できます。